よく使うテクニカル指標(その2)
前回に引き続き、私がよく使う
テクニカル指標について書いてみます。
移動平均線(かい離率)
四本値(高値や安値)
前日比率
陰陽線の幅(始値から終値の増減率)
ごくまれにオシレーター系の指標
前回は移動平均線をどう使っているかについて
書きましたので、今回はそれ以外の指標です。
よく使うものとしては、
期間高値や期間安値があります。
特に直近の高値や安値はみんなが注目するポイントです。
高値は買い圧力が売り圧力に押し返されたポイントで、
安値はその逆ですね。
そのポイントを超えるか超えないか、
買い方と売り方、順張り派と逆張り派の攻防があるわけです。
具体的な使い方としては、
過去○日間の高値(安値)を抜けたら仕掛ける、
いわゆるブレイクアウトですね。
それとは逆に、高値(安値)を抜けるポイントに
指値をしておいて逆張りで仕掛ける場合もあったりします。
それはその時々の相場状況や銘柄の動きしだい、というわけです。
相場状況といえば、市場全体で
期間高値をブレイクした銘柄数から
市場のトレンドを判定する、という使い方もできますね。
それから前日比率もよく使いますね。
シンプルに急落(急騰)した銘柄の
反発(反落)を狙うケースもありますし、
逆にあまり変動がない銘柄を
抽出するのに使うケースもあります。
ある程度売買代金や出来高があるのに、
あまり値動きがない銘柄は、
狭い値幅の中で売りと買いの攻防が行われていて、
そこにエネルギーが溜まっている状態です。
近いうちにどっちかの方向にブレイクする
可能性があると考えて、
そういった銘柄を抽出するのに使うわけです。
あとは、始値から終値の増減率を使いますが、
これは前日比率と概ね同様の使い方をしています。
その日の始値と比較するか、前日の終値と比較するかの違いですね。
この辺はあまりこだわりはなくて、
検証結果で判断したりもしています。
最後に、オシレーター系の指標ですが、
よく言われる、買われ過ぎや売られ過ぎを見て、
逆張りで仕掛ける、という使い方はしていません。
どちらかといえば長めの期間設定をして
方向感を見るのに補助的に使います。
私の使っているテクニカル指標はざっとこんな感じです。
このネタで何記事かになるかと思ったら、
もうネタ切れですね・・・(笑)
結局、テクニカル分析で何を見たいかといえば、
方向感と今の位置、そして直近の値動き、
といったところであって、
それを定義するのにそんなに何種類もの指標は必要ない、
というか、あっても混乱するだけです。
私も初期のころは意味も分からないまま
いろんな指標を試したりしていたのですが、
だんだんと使う指標が減ってきて現在に至ります。