よく使うテクニカル指標

このところ、やれ論語がどうしただの、

成功するために必要なことはなんだとか、

何のブログだ?という感じだったかもしれません。

 

ちょっと高尚な(?)言い方をさせてもらえば、

抽象度の高い記事が続いたので、

ここら辺でバランスを取る意味でも

少し具体的な内容を書いてみます。

 

 

私が株のシステムトレードで

よく使うテクニカル指標ですが、

だいだい次のとおりです。

 

 

移動平均線(かい離率)

四本値(高値や安値)

前日比率

陰陽線の幅(始値から終値の増減率)

 

あとはごくまれにRSIなど、

オシレーター系の指標を

組み合わせて検証してみることはありますが、

実運用にまで至る売買ルールはあまりないです。

 

それから、これはテクニカル指標と呼ぶのかは分かりませんが、

銘柄抽出の条件として売買代金で制限をかけています。

 

 

使っている指標としては、こんなもんですね。

 

テクニカル指標の種類はそれこそ無数にありますが、

結局、慣れているものに集約されてきます。

 

特徴が分かっているので使いやすいんですね。

 

 

例えば、移動平均線をどう使うかですが、

これは期間設定によって使い方も違ってきますね。

 

正確には、使う目的によって、期間設定を決める、でしょうか。

 

 

短期の逆張りで使おうと思えば、

短い日数の移動平均乖離率を使います。

 

 

逆に長い移動平均線の使いどころは、トレンドの判定です。

 

終値が長期移動平均線の上にあるか下にあるかで

その銘柄のトレンドの方向を確認します。

 

 

また、短期、中期、長期の移動平均線の位置関係を見ることで、

トレンドを判定する方法も考えられますね。

 

<例>

短期>中期>長期 ← 上昇トレンド

短期<中期<長期 ← 下降トレンド

上記以外 ← トレンドなし

 

 

なお、移動平均線には種類がいくつかあります。

 

普通、何の説明もなくただ移動平均線と言えば、

単純移動平均線(SMA)のことを指します。

文字通り、過去○日間の終値を単純平均したものです。

 

この単純移動平均線のほかにも、

加重移動平均線(WMA)や指数平滑移動平均線(EMA)

といった移動平均線があります。

 

例えば、5日移動平均を出す場合、

SMAであれば、過去5日の終値を足して5で割るだけですね。

過去5日間は平等に扱いますが、前日と5日前の価格では、

今の価格に与えている影響度が違うのでは?という疑問も生じます。

 

それに答えたのがWMAやEMAで、細かい説明は省きますが、

直近の終値を重視し、重みを持たせる算出方法になっています。

 

WMAやEMAの特徴は、SMAに比べて動きが滑らかで

感応度が早い、ということが挙げられます。

 

市場の動きを早くとらえることができるので、

こちらを好んで使う人もいるようです。

 

 

ちなみに私はSMAしか使っていません。

 

SMAを使っていて特に不都合もないため、

SMAで機能している限りはそのままですね。

 

ただ、理論的にはEMAの考え方が好きではあります。

この辺は完全に好みでしょうね。

 

 

 

さて、移動平均線だけを見ても、

使い方や種類など、いろいろとあり、

奥が深いと思いませんか?

 

 

なお、結局どの種類の移動平均線が良くて、

期間設定は何日がよいのか?

なんていう質問はナンセンスですよ。

 

まずは、どんな売買ルールを作るかというコンセプトがあって、

その具現化のためにどんなテクニカル指標を

どういう期間設定で使うか?

と、なるわけなので、期間設定に絶対の正解はありませんから。

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