トレードの時間軸と生活スタイル
トレードを開始するには、まずは余裕資金が必要です。
では、余裕資金ができたとしたら次はどうするか。
マーケットを選ぶ?
手法を決める?
デモトレードで練習する?
そうですね。
どれも間違いではないと思います。
ですが、まず考えなくてはならない問題は、
トレードする時間軸をどうするか?
ということです。
一口にトレードといっても、
秒単位、分単位での値動きを狙って回転率を高めていくのか、
日単位、週単位で長めのトレンドに乗っていくのか、
というように、いろんなやり方があるわけです。
自分の性格にあったものを選ぶ、
ということも重要なのですが、
何よりもまず、自分の生活スタイルとのマッチングが必要です。
分かりやすい例を挙げれば、
一般的なサラリーマンに、
株式での秒単位、分単位の高速売買が可能でしょうか?
ということです。
完全自動化にでもできれば可能かもしれませんが、
通常はなかなか困難だと思います。
言ってみれば、自分がやりたいと思っている手法が
はたして物理的にまず可能なのか、ということですね。
そしてそれが継続できなければ意味はありません。
トレードで稼ごうという以上、
ある程度そのために時間を割くのは必然ですが、
日常生活に支障が生じてしまっては
本末転倒なわけです。
一般的なサラリーマンが株式のトレードをするとしたら、
日足をベースに考えて、数日間保有するような方法、
一般的にスイングトレードと呼ばれる手法が多くなるかと思います。
また、自動返済注文が可能な証券会社であれば、
寄付きから大引けまでのデイトレードもできると思います。
このようなやり方であれば、夜、または早朝に
検証や発注作業を行うことで、
日中の仕事には影響が出にくいと思います。
影響が出ない、と言い切らないのは、
ポジションを持っていると
市場の状況が気になってしょうがない、
という人もいるからです。
いずれにしても、トレードにおいて
時間の概念はとても重要で、
他にもお伝えすべきことはあるのですが、
まずは、自分がトレードのために使える時間を考え、
物理的に実行可能な方法を選びましょう。