売買ルールについて(その1)
トレードに必要な3つの要素という記事で
①売買ルール
②資金管理
③メンタル
この3つを挙げたわけですが、
もちろん、これだけではないかもしれないし、
逆にこれは重要ではない、という人もいるかもしれません。
①~③の分け方だって違う考え方もあると思います。
それはそれでいいんじゃないでしょうか。
トレーダーはみな自分なりの考え方があると思いますので。
いろんな人の考え方に触れ、
それをどう解釈してどう使うか、あるいは使わないか、
全てはあなたの自由ですから。
私は便宜的に上記3つに要素を分けたので、
それに沿って書いていきますね。
今回は「売買ルール」についてです。
では、そもそもなぜ売買ルールが必要なのか?
これは、もし売買ルールを持たずにトレードしたら
どうなるかを考えてみるといいかもしれません。
とりあえず、株のトレードをするとして、
まず・・・
「何を買ったらいいですか?」
上場銘柄は何千とありますね。
まさか全て買うわけにもいかないでしょうから、
どれかを選ぶ必要があります。
何を基準に選べばいいか?
ここでルールが必要になりますね。
では、売買する銘柄を選んだとして、
次は・・・
「いつ買えばいいですか?」
株価は日々動く、というか
取引時間中は常に動いているわけです。
また、もう少し視点を広げて見れば、
市場環境だっていつも同じではありません。
市場がどんな状況の時に、
どのタイミングで仕掛けるのか?
ここでもルールが必要ですよね。
ではでは、注文が約定して買いポジションを持ったとして・・・
「いつ売ったらいいでしょうか?」
利益が出たら売る?
でもどのくらいの利益が出たら売りますか?
それにもしも利益にならなかったら?
利益になるまで含み損に耐え続けるの?
ここでもまたルールがいります。
こうしてトレードのいろいろな場面を想像してみると、
何らかのルールを持っていなければ、
トレードなんてできたもんじゃないということが
お分かりいただけると思います。
トレードもビジネスの一つです。
売買ルールがないということは、
飲食店経営で言えば、メニューや値段設定、開店時間などを
決めていないのと同じことです。
それで利益なんて残せるわけないですよね。
そのため、まずは何らかの売買ルールを用意する必要があるのですが、
当たり前ですけど適当に作ればいいってわけではありません。
そこにはなぜそうなのか?という根拠が必要です。
飲食店のメニューや値段設定だって適当に決めているわけではなくて、
売り上げや利益につながるように考えられているわけですから。
長くなりましたので、次の記事で
売買ルール構築の流れや考え方を書いてみたいと思います。