トレード手法が大事である理由

相場がこのあとどうなるかを予測することはできない、
ということをこれまで何度か書いています。

 

大雑把な方向性くらいなら予測可能という
考え方もあるかもしれませんが、
少なくとも、3日後の終値が○○円になる、
というような予測は不可能ですよね。

 

そもそも次の瞬間に上に行くか下に行くかだって
私にはさっぱり分かりません。

 

諸々の条件から、どっちに行きやすいか、
ということは言うことができるかもしれませんが、
それだって、私がそういう考えを持ったというだけで、
実際にどうなるかなんて分かりません。

 

であれば、相場は予測できないという前提で考えるしかなく、
その場合、相場の動きに対応していくしかありません。

 

相場が今どんな状況になっているのか。

今のような相場状況の時は
どのような値動きが起きやすいのか。

そして、どのポイントで入ってどのポイントで退出すれば
トータルで利益になるのか。

過去検証をもとに優位性を見つけ出します。

 

言ってみれば、自分が相場に対応していくための
基準を作るようなものです。

それが売買手法と呼ばれるものになります。

 

以前の記事で、「手法も大事」と書いたのですが、
手法が大事だと考える理由は、
相場に対して一貫したアプローチをするための
基準となるものだからです。

 

何の基準も持たずに相場に向かっていては、
うまくいかなかった場合に改善のしようもないですし、
一時的にうまくいったとしても再現性がありません。

 


トレードで利益を上げるためには手法が大事だと聞くと、
どんなときでも勝てる売買ルール(いわゆる聖杯)が必要、
と考えてしまうかもしれませんが、
そういうことではありません。

 

いろんなトレーダーのブログや本、
セミナー動画なんかを見ていると、
勝っている人の言うことはだいたい共通していて、
「手法は決めてしまえば何でもいい。」です。
(もちろん、期待値プラスは大前提)


手法という形での相場に対する一貫したアプローチと、
それを継続するための自己規律があれば
負けないトレーダーに近づくのではないでしょうか。

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