メモや記録の重要性
システムトレードのアイデアって
パソコンに向かってソフトを立ち上げて
「やるぞ!」と思っても
出てこないんですよね。
たいていは、全然関係ないことしているときに
「あっ。」
って感じで、頭の中になんとなくのイメージが浮かびます。
で、そのイメージを売買ルールにするとしたら、
どのテクニカル指標で設定値は長めか短めかとか、
後でどんな検証をするかざっくりと考えます。
ここで最も重要なこと
必ずメモをしておくこと!
手帳でもスマホでもタブレットでもパソコンでも、
いらないチラシの余白でも、
何でもいいんですが、必ずメモをしておかないと、
だいたい忘れてしまいます。
人間の記憶なんてあやしいもので、
アイデアを思い付いたときは、
そのことを考えることに夢中になっていて、
それを忘れてしまうなんて
それこそ夢にも思わなかったりするのですが、
現実には、あっさり忘れてしまいます。
(必ず、というわけではありませんが)
私も何度か思いついたアイデアをメモせずに
忘れてしまったことがあり、
苦い思いをしたことがあります。
もちろん、そのアイデアが有効だったとは限りませんが、
(実際、使い物にならないことの方が多いでしょうけど)
思い出そうとしても思い出せない、あのもやもや感が最悪です。
そんな経験を何度かしたこともあって、
さすがにメモを残すようになりました。
詳細なメモを書くような余裕がない場合でも、
キーワードをいくつか残しておけば
連鎖的に記憶がよみがえってきます。
人間の脳って面白いですね。
脳の機能について書かれた本なんかもよく読むのですが、
いずれ、これはと思えるものを紹介できたら、と思います。
話がそれましたが、
メモを残すのは、何もトレードアイデアに限ったことではなくて、
ちょっとした気づきや、失敗してしまったことなど、
書き留めておくのもけっこうおススメです。
ルールと違うことをしてしまった
発注時に操作をミスって株数や金額を間違えた
手仕舞いの発注を忘れてしまった、等々
大きな失敗は深く心に刻まれるので、
忘れようにも忘れられないでしょうが、
小さな失敗はやがて忘れてしまいます。
忘れてしまうのでまた同じ失敗を繰り返します。
小さな失敗でも積み重なれば大きくなりますからね。
どこかに文字として残っていれば、
意識することができるようになるので、
失敗を防げる確率が高まります。
最後にちょっと余談です。
メモとか記録ってとても大事だと思うのですが、
たまに職場で見かけるタイプで、
別に書記として参加しているわけでもないのに、
会議や打ち合わせでひたすらメモを取っている人がいます。
参加者の発言がほとんどそのまま記録されていて、
それはそれで特殊能力かも、とは思うのですが、
書いた本人は内容についてまったく理解していない・・・
メモや記録自体が目的ではありません。
なにごとも度が過ぎるのはよくないですね。