勝とうとすればするほど・・・

勝ちたいと思えば思うほど、
勝とうすればするほど、
なぜか勝ちから遠ざかっていく。

相場にはそういう面があると思います。

なぜかと言えば、
勝ちたいという気持ちが強すぎると
それは確実性を求めることにつながるからです。

相場という不確実な世界に
確実性を求めてしまえば、
確実なのは迷走することくらいです。

 

あっちこっちのセミナーに行きまくるセミナージプシーや、
いろんな高額教材を買いまくるノウハウコレクターは、
決して見つかることのない聖杯を求めてさまよい続けています。

彼らは、ある意味、学ぼうという意識は高いのかもしれませんが、
前提が違ってしまっているんだと思います。

 

それは、セミナーや教材の中に
答えがあると思っていること。

相場で確実に稼ぐためには
自分がまだ知らない秘密を知る必要がある、
と考えているのでしょう。

そういう前提でいる限り、
どんなに素晴らしいセミナーに行っても、
どれほど優れた教材を手にしようとも、
相場から利益を上げられるようにはならないでしょう。

 

セミナーや教材に答えを求めるというのは、
受験勉強におけるゼミや問題集みたいな感覚なのかもしれません。

正解が分かれば試験に合格できるわけですから、
相場にだって正解があると思いたくなるのは、分からなくはありません。

でも残念ながらそこに答えはありません。

 

では、どこにあるのか?

外に答えがない以上、あるとすればそれは自分の中。
そして、「ある」というよりは「作り上げる」と言った方がいいかもしれません。

不確実な世界では、どうやったって確実な答えなんて出ません。
だってそもそもそんなものないんですから。
その前提で相場との向き合い方を自分なりに決めていくしかないんです。

もちろん、0からすべてを作り上げるとういうわけではありません。
基礎的な知識やいろいろなアイデアなど、
外から仕入れることも重要です。

セミナーや教材はそのためにあります。

 

不確実性を受け入れ、
外から仕入れた知識を自分の中に落とし込み、
自分なりに再構築して相場と向き合っていくんです。

それが自分のトレードスタイルを確立するということだと思うんです。


今回はかなり抽象的な内容でしたので、
うまく伝わったかどうか分かりませんが、
自分への戒めの意味も込めて書かせていただきました。


ついでといっては何ですが、書籍紹介ページにて、
不確実性について分かりやすく書かれている本を紹介しています。
※本にも答えはありませんが、ヒントはいっぱいありますよ(笑)
→ 確率論的思考

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