学び方の違い

この話は、以前他の方のブログで見て

「なるほど」と思ったことがベースになっています。

 

だいぶ前のことで、

リンク先も分からなくなってしまったので、

私なりの考えも混ざったかたちでお伝えします。

 

 

 

何かを身につけたいと考えて

勉強をしている二人の人がいます。

 

月並みですが、AさんとBさんとしましょう。

 

二人は現時点においては、

その分野に関する知識なりスキルなりは素人であり同レベル、

他のいろいろな条件、知能指数やら、運動能力やら、

あとは学歴とか年齢とか経済力とかにおいても、

ほとんど違いはありません。

 

つまり、スタート地点ではまったくといっていいほど

差がない二人なのですが、

1年後、なぜか大きな差が開いてしまいます。

 

一人は、スタート地点とほぼ変わらぬレベルのまま。

 

一方もう一人は、はるかにレベルアップしており、

もはや人に教える側になれるほどのレベル。

 

二人の違いはなんだったのでしょう。

 

 

Aさんの学び方はこうでした。

 

まず、学びたい分野の本やセミナーをリストアップし、

時間の許す限り読破し、セミナーもいくつも参加しました。

 

そして、それぞれの本やセミナーの中で

これは重要だなと思う部分について

重点的にマスターしようとしていきました。

 

 

一方、Bさんのやり方はこうです。

 

まず、学びたい分野の本やセミナーを

リストアップするところまでは同じです。

 

ですが、Bさんは実際に学ぶ前にかなりリサーチしています。

著者はどんな人か?セミナーの講師はどんな人でその実績は?

 

そして、これ、と決めたモノだけに絞りました。

 

また、学び方もAさんのように

重要と思われる点だけを抜き出すのではなく、

1から10まで、徹底的に学びます。

 

 

二人の違いはこの部分だけでした。

それだけで、結果的には大きな差が開いてしまったのです。

 

圧倒的にレベルを上げたのはBさんでした。

 

 

Aさんの学び方は、言ってみれば、

多くの人からいいところだけをいただこう、

とするものです。

 

ですが、そもそもAさんはその分野に関して素人なわけで、

何が重要なのかも分かっていないはずなんです。

 

Aさん自身は重要なことを学んだと思っていても

実際にはAさん自身がすでに知っていることを

勝手に重要だと判断して再確認しただけです。

 

セミナーの講師は、少なくともAさんよりは

はるかにその分野に詳しいわけで

実は、Aさんが、重要でない、必要ない、

と切り捨ててしまった部分こそが、

Aさんとセミナー講師との差なんですね。

 

 

 

一方でBさんは、

先生選びは慎重でしたが、

一度選んだらトコトン付いていきました。

 

そうすることで、自分が理解できないこと、

つまり自分に足りなかった部分を

講師から吸収することができたわけです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

何かを学ぼうとしているとき、

自分には必要ない、理解できない、納得できない、

そう感じた部分にこそ、

もしかしたら上達の秘密が隠されているのかもしれません。

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