将来に対する不安

何のために投資やトレードをするのか、といえば、
お金を稼ぐため、ということになるんでしょうけど、
さらにその奥には人それぞれの理由があると思います。

単に毎月の収入アップをしたい人もいれば、
何か事業のための資金を作りたい人もいるかもしれません。

あとは、具体的なものはなくても、
何か将来に対する漠然とした不安があって、
より多くのお金を持っておきたい、という人もいるのかもしれません。

今は給料と言う定期収入があったとしても、
それが将来もあり続けるという確証はないですし、
定年後の年金収入なんかも当てにならない、
となれば不安を感じるのも無理はありませんね。

では、投資やトレードでその不安をなくすことができるのか?

それは、おそらく可能だろうと思います。


例えば、何かの株を買ったとしたら、
日々その価格は変動します。

厳密には日々どころか場中はずっと価格が変動している、
つまり自分の資産が短時間のうちに目まぐるしく増減しているわけです。

含み損になれば、このまま損が拡大してしまうのでは、
と不安になりますし、実際に拡大し始めれば恐怖を覚えます。

逆に含み益になれば、それが無くなってしまうのではないか
と不安になり、少額でも利確した方がよいのでは、と迷います。

そして、取引の結果、大きな損失を出してしまえば、
もっと早く切っていればよかった、と後悔し、
小さな損失で切ってみれば、直後に当初の思惑方向に大きく伸び、
持っておけばよかった、と後悔します。

利確できたと一瞬喜んでみれば、その後さらに伸びていき、
もっと長く持っておけばよかった、と後悔します。

うまくいかない状況に焦りを感じ、
思った通りに動かない相場に怒りを覚えます。

自分のやり方に迷いが生じ、しばらく様子見しようとすれば、
チャンスを逃してしまうのでは、と不安や焦りを感じます。

こんな感じで、投資やトレードにおいては、
不安だけでなく恐怖や怒り、迷い、焦り、後悔といった
あらゆる負の感情が常に襲ってきます。

これだけ日々負の感情と戦っていれば、
将来に対する不安なんていつの間にか感じなくなっているでしょう。

その将来において必要な資産が残っているかどうかは知りませんが・・・

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