意識のベクトル

トレードする目的は何かといえば、

当たり前ですが、稼ぐためだと思います。

 

もちろん、稼ぐことの先に別の目標があると思いますが、

まず、稼ぐためにトレードをしている、という事実があるわけです。

 

そのこと自体は別に悪いことでも何でもないと思っています。

 

稼がなくていいなら、わざわざリスクを取って

トレードする必要もないわけですしね。

 

 

ただ、“稼ぐ”ということに

フォーカスしすぎると、

少々問題が生じる場合があります。

 

 

稼ぎたい、という強い気持ちは、

お金に対する執着に繋がります。

 

お金に対する執着は、

今持っているポジションに対する執着になり、

仮に思う方向に動かずに

損失を抱えるようになった場合、

事前に決めておいたとおりの損切りが

できなくなってしまう恐れがあります。

 

また、お金に対して執着していると、

すぐに結果を求めてしまうことになり、

少しでも調子の悪くなった売買ルールをすぐに停止してしまい、

結果としてその売買ルールが最も得意とする相場を逃してしまう、

といったようなことも起こり得ます。

 

その結果、万能の売買ルールを求めて

高額商材に・・・・

 

そんなお決まりのルートが待っているだけです。

 

 

稼ぐためにトレードをしているのに、

稼ごうと思えば思うほど稼げなくなる、

というジレンマ。

 

そこから抜け出すためには、

自分の意識を向ける方向を変える必要があります。

 

稼ぐためにはどうするか?

 → 稼ぐ手法を探す

 

ではなくて、

 

稼ぐためにはどうするか?

 → 稼げる実力をつける

 

 

意識のベクトルを自分の外側ではなくて内側に向けましょう。

 

答えを外に求めるのではなくて、

自分の中に作り上げるのです。

 

もちろん、そのための知識は外から仕入れる必要がありますが、

それは自分が作り出す答えを構成する要素でしかありません。

 

テクニカル分析の知識、

資金管理の知識、

メンタルコントロールの知識、

 

少しずつでも身につけていき、自分にあった手法を作り上げていく。

 

しばらくは思うような結果は出ないかもしれませんが、

長い目で見れば絶対にこっちの方が良い結果になると思います。

 

 

仮にどこかで稼げる手法を見つけたとしても、

時が経って相場環境が変われば通用しなくなります。

 

そうなったらまた手法探しの旅が始まってしまいます。

 

それよりも自分の成長にフォーカスし、

相場環境が変わっても対応できる力を身につける方が

圧倒的に良いと思うのです。

 

もちろん、言うほど簡単なことではないと思いますが、

聖杯を探し続けるより、成功する確率は高いのではないでしょうか。

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