投資は自己責任という言葉の意味

「投資は自己責任」って言葉はよく目にすると思います。

 

証券会社の口座開設の案内や、

銀行の投資信託購入の勧誘などを見ていると、

なんとなく儲かりそうな気分になってきます。

 

まぁ、もちろん必ずしも儲かるわけではありませんし、

金融商品を勧める場合は、必ずリスクも説明しなければいけません。

 

そして、「投資は自己責任です。」という決まり文句が出てきます。

はっきりそうは書いてなかったとしても、お客様自身の判断で、

といったような表現で出てくるはずです。

 

 

結局、「投資は自己責任」という言葉は、

金融機関の免罪符というか、言い訳のために

あるように感じられるかもしれません。

 

 

まぁ、そういう使われ方をしている面も

あるような気はします。

 

 

ですが、「投資は自己責任」という言葉は、

もっと重いものだと思うんです。

 

ちなみにここでの「投資」には、

「トレード」の概念も含めて書いています。

 

 

「投資は自己責任」

 

それは、投資家やトレーダーの心構えそのものですよね。

 

 

何が正しいかなんて誰にもわからない

 

確実な方法なんてどこにもない

 

失敗したって誰も助けてはくれない

 

もちろんなんの保障もない

 

そして、結果がどうなろうと

全部自分で受け止めなければならない

 

 

相場ってそんな世界です。

 

 

誰かのアドバイスに従って投資をしたり、

誰かのシグナル配信のとおりにトレードして

その結果損失をこうむったとしても、

それはその誰かが悪いわけではありません。

 

そこにどれだけ主体性があったかはともかく、

最終的な決断をくだしているのは自分自身です。

 

証券会社が悪いわけでもなく、銀行が悪いわけでもなく、

トレードシグナル配信会社が悪いわけでもなく、

ましてや相場が悪いわけでもありません。

 

 

結果を自分の責任として受け入れられず、

誰かのせいにしてしまうとどうなるか?

 

 

Aさんのアドバイスがよくなかったから

Bさんに聞いてみよう。

 

C社のシグナル配信のせいで負けてしまったから

D社の高額商材にしてみよう。

 

 

こんなことの繰り返しになるんじゃないでしょうか。

 

 

自分の責任として考えられるからこそ、

自分で改善しようという意思が生まれます。

 

結果を自分の責任として受け止められない人は、

けっして今より成長することはありません。

 

「投資は自己責任」って、

きっとそういうことなんじゃないでしょうか。

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