投資・トレード本の使い方

ツィッターの方でご質問をいただきました。

いただいた質問の内容は、
「(トレードを)始めたばかりの時は、
いろいろと本などを漁っていたか、
それとも取引をして経験を積んだか?」
というものです。


私が株を始めたときは、
本やネットで情報をいろいろと集め、
ほとんどすぐに実際に取引をしていました。

よって、回答としては「両方」ということになるのですが、
それだけで終わっても面白くないと思うので、
投資やトレードに関する本の使い方について
考えてみたいと思います。

 


私が株に興味を持ち、やってみようと思った時、
株についての知識はほとんどありませんでした。
(何で始めてみようと思ったのかは覚えていません・・・)

とりあえず本でも読んでみようと思い、
最初にローソク足チャートについて書かれた本を買いました。
(なぜそのチョイスだったのか、今となってはナゾ)

 

ですが、読んではみたものの、さっぱり内容が分かりません。

その本は、今はもう手元になくて、タイトルも覚えていないので、
本自体が悪かった可能性も0ではないのですが、
おそらく私のレベルが低すぎたためにまったく理解できず、
結果として、少しチャートにアレルギーというか、
苦手意識ができてしまいました。

 

その後、バリュー投資関連の本をいろいろと読んで
企業分析の方法をあれこれと試したり、
資産運用の本をいろいろと読んで、
アセットアロケーションを試してみたり、
FXの本を読んで、スワップ金利狙いの手法に手を出したり・・・

まぁ、ブレまくりでしたね。

 

そんな自分の経験を踏まえて、あえて極論を言えば、
本を読むことはとても大事なことなのですが、
投資やトレード手法に関して言えば、
自分のスタイルなり方向性なりが決まっていない段階では、
本を読む必要はないかもしれない、とも思っています。

 

私がダメすぎたのかもしれませんが、
Aという手法を知ったらAに走り、
Bという手法が儲かると聞けばBに変える。

ブレまくりでかなり遠回りをしたんじゃないかと思っています。
(それも経験と言えなくもないですが。。。)

 

なので、もしもう一度最初からやり直せるとしたら・・・ですが、
こんな感じでできたらいいかもしれません。

① 株の仕組みや専門用語など基本的なことを知る。
② どのような取引手法があるか大まかに知る。(特に投資とトレードの違い)
③ 自分が物理的に実行可能な取引手法を知る。(場が見れるか等)
④ ③の中から一番興味を持った手法を掘り下げる。
⑤ ④で行けると思ったら少額で実践する。
⑥ 軌道に乗ったら、さらに深掘りするためにその分野や周辺の分野の本を読む。

少なくとも③の段階まではネットの無料情報で十分ですね。

④の段階で本や教材を買ってみてもいいかもしれません。

 

本の紹介ページなんか作っておいてなんですが、
トレード本の使い方というのはけっこう難しいと思っています。

特に手法について書かれた本は、本自体は素晴らしくても、
手にするタイミングを間違えると
デメリットになってしまうこともあるので注意が必要と思っています。

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