株とFXではどっちが儲けやすいですか?
「株とFXではどっちが儲けやすいですか?」
前回に引き続き、ネット上で見かけた質問です。
この質問をしている時点でどっちもダメだとは思うのですが、
個人トレーダーにとってどんな違いがあるのかを
整理してみるのも悪くないかもしれません。
Googleの検索ボリュームなんかを見てみると、
株とFXでは、FXの方がだいぶ多く検索されているようです。
個人投資家・トレーダー、もしくはそれを目指す人にとって、
FXの方が注目度が高いようですね。
やはりFXの方がレバレッジが効くので、
より少ない資金から始められる、
ということがまずあると思います。
レバレッジを高くできるということは、
少ない証拠金で大きな取引ができる、ということ。
つまりは少ない資金で大きな利益が得られる・・・
ように見える、ことが大きいのかなと思います。
当たり前ですが、レバレッジをかければ
利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。
それから、FXの人気がある理由としては、
24時間取引可能、ということが挙げられます。
株ですと、場が開いているのは、
AM9:00からPM3:00までです。
(11:30~13:00は昼休み)
夜間取引のできる証券会社もありますが、
あまり活発ではないため、取引が成立しないことも多いです。
一方でFXは土日を除き、24時間市場が開いています。
よって、取引機会が多くなりますし、
日中、場を見ることのできない人でも
夜間に取引をすることが可能なわけです。
ただ、これも、取引機会が増えるからといって、
利益が増えるとも限らないわけです。
損失が増える可能性だってあります。
あと、FXでは、メタトレーダー4という、
高機能なフリーのチャートソフトがあって、
自動売買をすることも比較的容易です。
その辺も関心を集める要因かもしれません。
設定さえしてしまえば、ほったらかしで資金が増えていく。
そんな状態を期待しているのかもしれません。
これももちろん、ほったらかしているうちに
資金がどんどん減っていく可能性もあるわけですね。
こうして整理してみると、
株よりもFXの方が、確かに取引の機会は多そうです。
それは、利益を得る機会が増えますが、
同時に、損失を被る機会も同じだけ増える、ということです。
最終的に勝てるかどうか、で考えたら、
株とFXに違いはないと思います。
優位性のある売買をしているか、
資金管理ができているか、
基本は同じですね。
あとは、個々人の生活スタイルや好みで、
どっちを選ぶのがよいか、というだけのことですね。