調子が悪いときの対処法
ある程度トレードを続けていると、
最初に考えていたより、意外とたいへん
と思うようになるかもしれません。
売買ルールを作って、
日々の発注や取引の記録など地味な作業を
資金の変動に耐えながらこなしていく。
そして、自分の売買ルールが
今の相場状況に合っているか?
適切に機能しているか?
監視も怠ることはできません。
資金が順調に増えているときは、
それほど気にはならないのですが、
なかなか増えていかないとき、
ましてや減少しているようなときは、
しんどさが何倍にもなってきます。
どんな手法でもドローダウンはあるものだと
頭では理解しているつもりでも、
本当に今のやり方を続けていいんだろうか?と
疑心暗鬼になってしまうこともあると思います。
そんなときどうするか?なんですが、
私の場合、売買ルールの見直しをすることが多いです。
本当に優位性をとらえているのか?
もっと良い方法があるのでは?
で、見直した結果元のまま、ということが多いのですが、
それはそれでOKなんです。
そもそもちょくちょくルールをいじるのも考えものですし、
どちらかというと自分を納得させるための見直しなので。
ただ、時と場合によっては、見直しをする余裕もないこともあります。
疲れやストレスが溜まり過ぎて、検証する気力も体力もない。
大暴落で損失をくらって、トレードのことなんて考えたくもない。
そんなケースも出てくるかと思います。
そういう時にやりがちなことは2つ。
一気に取り返そうとして大きなロットで無茶なトレードを仕掛けること
これがヤバいことは言うまでもありません。
もうひとつは、「もっと楽に勝てる方法はないのかなぁ。」
と、あやしげな(?)有料商材に向かうことです。
『1日わずか5分の作業で、毎月100万円稼げる驚異の投資法!』
PCの画面に浮かぶその文字が光り輝いて見えてきます。
ただでさえ、脳が疲れ切っている状態ですので、
巧みなセールスレターに煽られ、
楽に毎月100万円稼げる、という部分にだけフォーカスしてしまい、
そのウラに潜むリスク(騙されることも含め)に
まったく思考が及ばなくなります。
そして、気が付いたら購入ボタンを押している。
後で冷静になって考えてみると
「なんで買ったんだろう?」
となることが大半でしょう。
本当にうまくいかなくてどうにもならないときは、
いったん相場から離れることもありだと思います。
休んで、頭の中をリフレッシュすると、
冷静に物事を見られるようになりますしね。
相場はいつだってそこにありますから、
もう一度しっかり準備を整えて挑めばいいだけのことです。