選択と集中

兼業トレーダーの悩みとして、

なかなかトレードのための時間がとれない、

ということが多い、という記事を以前書きました。

 

時間がとれない = トレードでは不利

という風に思いがちです。

(実際そういう面はあります。)

 

ですが、それが逆に有利に働くことはないのか?

と考えてみました。

 

時間が少ないことが有利になる?

 

そんなわけないだろう、と思うかもしれませんが、

意外とこれは有利になるかも、と思ったことがあります。

 

それは、「迷いが少ない」です。

 

なまじ、使える時間がいっぱいあると、

いろんな市場、いろんな手法に目移りしてしまいがちです。

 

株がいいかな?

やはりFXでしょう。

いや、先物も捨てがたい。

 

初心者はやっぱりシステムトレードがいいかな?

さらに自動売買にしたら効率よさそう。

でも、裁量で相場に挑んでみたい。

いや、バフェット流の長期投資もいいんじゃないか・・・

 

 

気になる投資本を読んでは触発され、

その手法を試してみるも、

何日も経たないうちに別の本に影響され、

違う手法に変えてみる。

 

昨日はあっちのサイトで情報を仕入れ、

今日はこっちのサイトで教材を買ってしまう。

 

そんなことを繰り返し、

何年か経過してみたら、

何一つとして身についていない・・・

 

 

ちょっと極端に書いてはみましたが、

ありがちな気がしませんか?

 

 

使える時間が限られていれば、

やることは絞られてきます。

 

必然的にそうせざるを得ないわけです。

 

株のシステムトレードでいこうと思えば

それ一本に絞っていきます。

 

1日の中で取れる時間は少なくても、

それだけに集中して取り組んでいれば、

月単位、年単位で見るとそれなりに

知識・経験が蓄積していきます。

 

途中であっちにこっちに浮気しているより、

結果的にその方が上達が早いことだって考えられますね。

 

 

結局、相場から利益を上げる方法なんて、

どの市場、どの手法であっても

本質的な部分に大きな違いはないのでは、

と思っています。

 

優位性を見つけ出し、

マネージメントをしっかりとして、

運用を継続していく。

 

それだけだと思うので、

手法そのものに有利不利はあまりないと思っています。

 

ただ、相性みたいなものはあると思っていて、

私もバリュー投資からシステムトレードに転向しています。

 

こればっかりはやってみないと分からない部分もあるのですが、

なるべく自分が継続していけそうなものを

最初に選択できるといいですね。

 

選んだら、あとは限られた時間を有効に使って

継続していくだけです。

 

 

それと時間が少ないことのもう一つのメリットは、

人は限られた時間の方が集中して取り組める、

ということです。

 

トレードのために使える時間が少ないことを

逆にうまく利用するくらいの気持ちで、

選択と集中で行きましょう。

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