選択肢が多すぎ?
投資やトレードの初心者が
どういうところでつまずきやすいんだろう?
と考えた時、
最初の選択肢が多すぎて、しかも選び方もよくわからない、
ということがあるのかもしれない、
と思っています。
そもそも、金融商品の種類だけ見ても、
けっこうな数がありますよね。
株、FX、225先物、商品先物、CFDなどなど。
そして、株だけで見ても
国内の市場に上場している銘柄は数千ありますし、
証券会社によっては外国株もかなりの銘柄数が取引きできます。
あまりにも選択肢が多すぎて困るので、
じゃあプロが運用する投資信託を買おうかと思えば、
これまた無限に種類があったりして、
さらに、投信自体が上場されたETFなんてものもあり、
株と同じように売買できて・・・
もう意味不明ですね。
それでもとりあえず、株取引をしようと決めたとして、
では、実際に何をいつ売買したらいいのか、
何も決まりはありません。
ネットやテレビ、雑誌などを見ると、
決算を好感して株価が上昇した、とか言っているので、
財務諸表を見て買えばいいのか・・・
と思いきや、別のところでは、
RSIが売られ過ぎを示すと上昇のサイン、とか言っている、
では、テクニカル分析をマスターすればいいのか?
もう、わけわかんないですね。
結局、わけがわからないまま、なんとなく始めてしまい、
テクニカルで買ったはずなのに、
ファンダメンタルで持ち続けるといった
支離滅裂なことをして損失を重ね、
なぜ損をしたのかもわからないまま退場していく。
そんな人も多いのかもしれません。
日本の教育では、
投資やトレードについて体系だって教える
ということはないでしょうから、
分からないのは当然と言えば当然です。
投資・トレード教育を行っている民間企業はありますが、
真っ当な教育をしているのか、
高額教材を売りつけるだけ(?)なのか、
初心者にはそこの判別も難しかったりします。
日本の投資家・トレーダー(特に初心者)の
置かれた環境とうのは、けっこう厳しいものがあり、
もう少し教育が充実していてもいいのでは?と思う反面、
これでもいいのかも、という気持ちも実はあったりします。
こういう厳しい環境でも、
自分で考え、選択、決断し、結果に対して責任をとる。
それができなかったら、結局相場では生き残れないだろう、
と思うんですよね。
もっとも、悪質な金融商品を買わされたりしないよう、
最低限の教育は必要だとは思いますが・・・