相場の天井を知る方法(?)

相場の天井を知る方法についてツイートしたら、

けっこう反応をいただきましたね。

 

 

一番直近で起きた大暴落といえばやはりリーマンショック。

 

サブプライムローン問題に端を発し、

2008年の9月にリーマンブラザーズが破たん、

2008年9月から10月にかけて、

株式市場は大暴落となるわけですが、

その前年、2007年の半ばまではけっこうな上昇相場でした。

 

株式市場もそうでしたが、

為替も円安が続いていて、

いわゆる円キャリートレード全盛期でした。

 

ドルやユーロ以外にも

豪ドルやNZドル、はたまた南アランドやトルコリラなどの

高金利通貨を買い持ちしてスワップ金利を狙う手法も流行っていました。

 

 

書店には投資本、トレード本が一番目立つ場所にあり、

カリスマトレーダーなる人たちも現れ、

身近なところでも株で稼いだ人の話を聞くようになりました。

 

極めつけは私自身の親で、

お金に関してはかなり慎重なタイプなのですが、

なんと投資信託を購入していたのです。

 

 

世の中は楽観ムードが支配しており、

円安株高が普通という雰囲気だったと記憶しています。

 

2007年の終盤あたりから

サブプライムローン問題は顕在化していて、

一部の人たちは警告を発していたようですが、

世の中の楽観ムードを覆すことはありませんでした。

 

 

結局、リーマンブラザースが破たんして、

大クラッシュが起きるわけですが、

後から振り返ってみるとその前兆があったんだなぁ

と思うわけです。

 

世の中の総楽観ムード、

書店の一番目立つ場所に株本、

雑誌で頻繁に株特集、

身近で株長者の話、

 

渦中にいるとまったく気に留めないものですけどね。

 

 

で、ツイートしたのが、

 

これまで定期預金しかしてこなかった身内や知り合いが

株を買うと言い出したとき、

 

というものですね。

 

 

これはけっこう確度が高いんですよね。

 

なぜかと言えば、

それまでリスク資産に手を出してこなかった人たちなので、

彼らの後にはもう買いに来る人がいないから・・・

 

言ってみれば彼らは最後の買い手なわけですね。

 

彼らが買った値段よりも

さらに高い値段で買ってくれる人がいなければ、

もう株価は上がりようがありません。

 

そして、一部のプロは彼らに売りつけて

逃げることを考えているわけです。

 

 

もっともこの最後の買い手が

どの程度市場に参加してくるかは分からないので、

実際にいつ暴落が始まるかまでは分かりません。

 

結局、兆候として見ることができる、

という程度なんですが、

長期目線の人にとっては、

現金化するタイミングの一つとして

目安にはなるんじゃないでしょうか。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ