そもそも株とは?

私は株式のシステムトレードをしているわけですが、

株とはそもそも何なのでしょうか?

 

正直なところ、特に短期トレードの場合、

その役割とか仕組みなどについては

知らなくても致命的な問題にはなりにくいです。

 

とはいえ、自分が何を取引しているのか、

どういう仕組みなのかなど、知っておいて損はないと思いまし、

仕組みを知ることでそこに何らかの歪みを見つけ、

売買ルールの構築に繋がるヒントが得られるかもしれません。

 

〇そもそも株とは?

株とは「株式会社が資金調達のために発行する証券」です。

 

会社が何か新規事業を始めるときや、

既存事業の拡大を行うときには、

当然資金が必要になりますよね。

 

会社がそれまでにため込んだ資金がたくさんあれば

それを使うこともできますが、 そうでない場合、

あるいは手持ちの資金をあまり使いたくない場合、

どこかから資金を調達してくる必要があります。

 

その場合、方法は、誰かから借りるか出資してもらうかになります。

借りる場合というのは、株式とは直接関係ないのでここでは割愛しますね。

 

で、出資してもらう場合ですが、

株式を発行して、それを買ってもらうことで

資金を集めるわけです。

 

では、逆に株を買う側、つまりあなたの視点から見てみましょう。

ここでは短期トレーダーの視点はちょっと忘れてください。

 

あなたは、その会社の業績が将来良くなり、

株価が値上がりする、配当がもらえる、

といったことを期待して投資します。

それは、あなたがその企業の一部を所有したことになります。

 

株式とは株式会社の所有権を小分けにしたものとも言えます。

 

実際に株を買うときにはほとんど意識しないとは思いますが、

実は、株を購入するとその会社の運営に対して

一定の責任を負うことになります。

といってもそれは出資した額、つまり、

株式を購入した額が 上限とされています。

 

要するに倒産してしまった場合、出資したお金は帰ってきませんが、

それ以上の負担をしていただく義務はございません、ってことです。

これを有限責任っていいます。

 

もちろん責任だけではなくて、権利も持っています。

以下の3つがそれです。

 

1 剰余金の配当を受ける権利

2 残余財産の分配を受ける権利

3 株主総会における議決権

 

1はご存じですよね?

配当を目的に投資される人もいらっしゃいますしね。

もっとも配当は必ず出るってわけでもないですけど。

 

2はあまり馴染みがないと思いますが、

株式会社が解散するときに、

残った財産があれば分け前をもらえるという意味です。

 

3もご存じかもしれませんね。

基本的には年に1回、決算期に株主総会が開かれます。

 

取締役や監査役の選任など、会社の基本的事項について

何か決める必要がある場合は、株主総会での多数決になります。

 

議決権はまぁ選挙権みたいなものですが、

大きく違うのは持ち株数=投票数になるってとこでしょうか。

 

ちなみに、あなたがどこかの会社の

発行済株式の半分以上を取得できれば、

事実上その会社を支配できることになります。

できれば、ですけど・・・

 

さて、これ以上深掘りしていくと 当ブログの目的と離れすぎてしまうので、

このくらいにしておこうと思います。

 

まとめ

株とは、会社が資金を集めるために発行するもの

株を買うことは、会社の所有権(の一部)を持つこと

そこには一定の責任と権利(配当、議決権)が発生する

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